ユニセフは、世界各国で募金を集めて様々な支援事業を行ってます。
そして先進国を中心に、世界の33の国や地域に協定を結んだ活動支部があり、その一つが日本ユニセフ協会です。
そして日本ユニセフ協会は、ユニセフとの間で定期的な協議を行って合同で計画を作成して、それらに基づいて行動しています。
そして主な活動内容は、募金を集める事とどのような事業を行っているのかを広報する活動と子供の権利や基本的人権を実現するためのアドボカシー活動を行っています。
それらの詳しい内容を、以下に説明して行きます。

 

ユニセフの活動資金について

ユニセフの活動資金は、日本を含む世界33の先進国や地域から集めた募金で活動しています。
よって募金を集めなければ、全世界の子供達に支援活動を行う事が出来ないので大切な中核事業となってます。
地域によって企業や団体からの寄付の割合が多い地域と、個人の寄付が多い地域があります。
日本ではその大半の寄付を企業や団体ではなく、個人から集めています。
そして募金の集める方法には、次のような方法があります。

個人の募金者が任意に決められた一定額を、毎月自動で銀行口座などから引き落とすシステムが、マンスリーサポートプログラムです。
継続して長期間安定して資金を集める事が出来る事で、最も安定した集金方法となってます。
このマンスリーサポートプログラムは、TVCMや商業施設や駅前での勧誘活動やインターネット広告やダイレクトメールや電話でも募集しています。

その他にもダイレクトメールで募金キャンペーンも行っていて、難民問題や人道危機など突発的な事案が生じた時に、1回限りの募金を集めてます。
スマートホンやPCなどネットから、クレジットカード払いで募金を集めています。
このインターネット募金のメリットは、24時間いかなる時間や場所からでもお金を集められる事にあります。

それ以外にも相続税対策にもなる遺産寄付プログラムや、海外旅行で使いきれなかった外国のコインを空港で寄付できる外国コイン募金などユニークな集め方もしています。
他にもスポーツなどのイベント会場で、募金箱を置いて寄付を呼び掛けてます。
日本ではまだ少額ですが、会社の魅力と株などの投資にプラス効果がある事をPRして、企業のCR活動の一環として資金を集めています。

 

広報事業としてTVの民放放送局で流れるCM

日本ユニセフ協会の主要な事業に、ユニセフが世界の子供達に行っている支援事業の内容を伝える広報活動があります。
最も目に付く広報事業は、TVの民放放送局で流れるCMです。
海外のユニセフが現地の実情を知らせる動画CMを、その国の言語に翻訳したり時間内に納まるように編集して各国で流してます。

TVだけでなく繁華街の街頭ビジョンや、映画館などの上映前の宣伝動画でも流されていて、最近では無料動画サイトなどでも頻繁に流されています。
またSNSなどで日本ユニセフ協会も公式アカウントでもCMのロングバージョンを見る事ができます。
さらに公式ホームページ上では、毎日海外の他の地域で流れているCMも含めて見られ、ユニセフに関わる最新ニュースを計240本以上見る事が可能です。

パンフレッドなどの出版物でも活動内容と、寄付の呼びかけを行ってます。
マンスリーサポート会員には、年4回発行されているユニセフの機関紙が郵送で送られてきます。
自分が毎月寄付したお金が、どのような事業に使われているのかもわかるため、自分のお金がいかされている事も実感できます。

 

ユニセフハウスにて展示見学イベントを開催

それ以外にも商業施設や駅での街頭ポスターも貼られていたり、駅前でも募金を呼び掛ける広報活動が行われています。
他には新聞や雑誌の広告欄や、新聞の折り込みチラシでも広報活動をしてます。

またスポーツイベントなどを中心に、人が集まるイベントでも募金箱を置いて寄付を呼び掛ける広報活動も行っています。
宣伝広告以外にも、どのような活動そしているのか知ってもらうために、ユニセフハウスにて展示見学イベントを開催したり、日本全土の小学校などで児童や生徒を対象としたユニセフ教室を実施して回ってます。

日本ユニセフ協会の事業には、子供の権利を守るアドボカシー活動があります。
世界中の国々では未だに、子供たちが人身売買されたり、商業目的で性的に搾取されている現実が存在します。
日本では現時点はそのような事が行われていませんが、経済状態が悪くなればそのように子供の人権が踏みにじられる可能性もあります。

そこで子供の権利を守る活動を通じて、そのような事態にならないようにする啓蒙活動を行っています。
日本ではDVにより、子供たちが暴力にさらされているニュースがTVや新聞で報道されて話題になってます。
日本ユニセフでは、子供達に対する暴力撲滅を呼び掛けて、インターネット上で広く実態を募集してもらって考える機会を作っています。

 

まとめ

それ以外にも子供の可能性を伸ばすため、アマチュアやプロのスポーツ協会と協力して子供達に夢を見させるイベントを行ってます。
 

最終更新日 2025年7月31日