種類が豊富な最近の仏壇

仏壇というものは現代人の生活にとってそれほど身近なものではなくなってきていますので、新規に購入する場合には、どのような種類を選べばよいのかがわからず、混乱してしまいがちです。
実際に店舗の内部を見渡すと、かなり豊富な種類があるのに驚かされますが、その種類もいくつかのパターンに分けて考えると、購入する場合にも選びやすくなってきます。

>>仏壇専門店光雲堂の店舗紹介

<仏壇の形状について>

たとえば仏壇の形状についてですが、上置き型と床置き型というのが大まかに分けたときのパターンになります。
上置き型はタンスなどの家具の上に置くことができるように工夫されたコンパクトなサイズになっているのが特徴です。
その分だけ値段的にも手頃ですし、一般的な都市部の分譲住宅のように部屋数が少なく床面積も限られている家庭の場合にはぴったりといえます。

いっぽうの床置き型ですが、これは伝統的な農家など先祖代々にわたって使われてきた仏壇などによく見られるタイプです。
仏間の床に直接置くことができる大型のもので、風格があり頑丈にもできていますので、やはり先祖代々にわたって守り伝えるという趣旨から見れば適切といえます。

その代わりとして新規で購入する場合には価格がかなり高くなってしまうのがデメリットです。

<仏壇の材質や外観について>

また仏壇の材質や外観をもって区別することもできます。
この場合は金箔、唐木、モダンタイプなどが大きな分け方となります。

金箔仏壇は文字通り内部に金箔を押して荘厳をするデザインで、表面のほうは漆をかけて黒く塗られています。
まさに極楽を思わせる豪華さで、浄土真宗などでよく用いられますので、所属している宗派も考えて選ぶのがよいといえます。

唐木のものは現在では一般的なものですが、黒檀などの外国産の高級木材などを使って木目を生かしたシンプルなデザインが多くなっています。
木材の種類によっても価格がかなり変化しますので、予算にあわせて選ぶのもひとつの方法です。
宗派を比較的選ばずどのような家庭で購入してもあまり問題にはならないというのも特徴です。

<モダンタイプは機能的で最近人気>

やや特殊なのはモダンタイプですが、これは最近になって新しく出てきたデザインで、基本は唐木のものに近いといえます。
もっとも家具とほぼ同様の洗練されたデザインのため、洋間に置いても違和感がなく、しかも機能的というのが人気のポイントになっています。

いまでは和室をもつ家庭も少なくなってきていますので、特に宗派の伝統を守るといったこだわりがなければ、環境に合わせてモダンタイプを選択するのもよいといえます。

最終更新日 2025年7月31日