何か世の中のためになるようなことをしたいと考える人もいるでしょう。
その場合には様々な方法が選択肢になりますが、その1つに挙げられるのがユニセフ募金に寄付するというものです。
多くの人に知られていることですが、ユニセフは国連機関のひとつで、世界の子どもたちの命や健康を守るための活動をしています。
活動している国や地域は約190か国という、規模の大きな団体です。
ユニセフ募金の用途について
ユニセフの活動はそれぞれの国の政府や自治体、さらには住民とも協力をしているところに特徴があります。
設立されたのは1946年という歴史ある機関で、かつて日本も支援を受けていたことがありました。
ユニセフに寄付をすると、ユニセフがおこなっている支援活動の費用として充てられることになります。
ユニセフが活動をおこなっているのは前述のとおり、世界の数多くの国であるため世界の各地で集められた募金全体から支援する地域に使われることにあるのが特徴です。
人によっては、自分の思い入れのある一部の地域の支援をしたいと考える人もいるかも知れません。
しかし基本的にはユニセフ募金は地域や用途を指定して寄付することが出来ないようになっています。
もちろん例外もあり、自然災害をはじめとしたことにより緊急支援が必要な場合には、支援先を明記して募金が呼びかけられることもあります。
その場合には、集まった募金はその地域のために使われることになっているのです。
地震や津波、戦争などのニュースを見聞きしてその地域に募金をしたいという気持ちになった場合には、もしユニセフでその地域の支援をするための、緊急募金が呼びかけられていれば募金するとよいでしょう。
保健、衛生、子供の教育などに主に使われる
しかしそうでない場合には、小規模な支援をしたい個人が用途を指定して募金することはできないため注意が必要になります。
ユニセフ募金は世界の様々な地域で、栄養の改善を目指す活動に使われたり安全な飲み水を使用できるようにするための活動に使われたりします。
また途上国では衛生施設が普及されていなかったり初等教育が出来る環境がなかったりすることも少なくありません。
そのような状態を改善させるためにも使われたりもしています。
さらに内戦をはじめとした過酷な状況の子どもを保護したりすることもあります。
様々な国や地域が支援を必要としているなかで、どのようにして支援されるところが決められているのかという点を疑問に思う人もいるかも知れません。
確かに選ばれたところと選ばれなかったところにはどのような違いがあるのか、気になっても当然です。
ユニセフが支援するところを決める際には、5歳未満の子どもの死亡率やその国の国民総所得、そして18歳未満の子どもの数を基準にして決めているといいます。
支援をする前には事業計画が作られ、それに沿って予算が配分される仕組みになっています。
ユニセフ募金をする方法
世界の子供を支援するためにユニセフ募金をする方法には、様々なものがあり選べるのが特徴です。
シンプルに募金箱にお金を入れるというものもありますが、現代らしい方法もあるのでそれぞれの人が利用しやすい方法で募金をすることができるでしょう。
海外旅行をした際に、外国のコインや紙幣を使い切らなかったということは少なくありません。
もしそのような外国のお金があるときには、空港に設置されている募金箱に入れるとユニセフの活動を手軽に支援することができるのでおすすめです。
日本では成田や関西など主要な国際空港に募金箱が設置されているので、旅行や出張の帰りに入れて帰ってくると身軽です。
また一部の銀行や旅行会社の店舗でも募金箱が設置されていることがあるので、利用すると良いでしょう。
マンスリーサポートプログラムについて
また近年テレビCMでも見かけることが多いのが、マンスリーサポートプログラムというユニセフの募金の方法です。
これは決まった募金額を毎月自動引き落としで寄付するというもので、クレジットカードや銀行・郵便局の口座からの引落が利用できます。
継続して支援したいけれど手間をかけたくないという場合には、この方法を利用すると無理なく簡単に支援を続けることができるのではないでしょうか。
しかし人によっては自動引き落としが好きではないという人もいるものです。
その場合には、自分のおもいたったときにその都度送金する方法で募金するのも良いかもしれません。
送金方法は様々なものが用意されていて郵便振替はもちろん、ウェブからクレジットカードやネットバンキングなどで手続きをしたり、コンビニや電子マネーで募金することもできます。
そのほかには、クレジットカードを使用してたまったポイントをユニセフ募金にするという方法もあります。
知らず知らずに溜まったポイントを募金することができるので、特に交換したい景品がない場合にもおすすめです。
まとめ
このようにユニセフ募金には様々な募金方法があるので、都合の良いものを選び世界の子どものために寄付してみてはいかがでしょうか。
参考になるリンク
・日本ユニセフ協会 UNICEFJapanNatCom
最終更新日 2025年7月31日