金銭的な面や仕事のやりがいなど、様々な理由があって転職を考える方も多いでしょう。

実際に行動に移すまでに、どのような準備が必要かを事前に把握してスムーズに退職出来る方法を選ぶ事が重要です。

 

現在の仕事を続けながら新しい仕事を探す

新しい仕事を探す場合は辞めてからではなく、現在の仕事を続けながら新しい仕事を探すようにしましょう。

辞めてからの方が面接や試験、細々した活動に時間を取る事は出来ますが、収入が一切入って来ないので貯金がないと生活が苦しくなります。

すぐに仕事が決まるか分からない現状では無理に行動を起こすのは控えましょう。

雇用保険を申請するのも一つの手段ですが、申請してから支払いが行われるまでに時間が掛かってしまう点も考える必要があります。

転職活動をするなら、まずは仕事をしながら有休や半休を使って面接に行くのがオススメです。

仕事をしつつ新しい職場を探すのは、時間的にも大変ではありますが、仕事を辞めてから次の仕事を開始するまでの時間に開きがないので安心です。

また、自分が現在は他の会社に勤めている事を面接の段階で話しておきましょう。

職場によっては翌日から来て欲しいと行ってくるような職種も充分にあります。

突然言われても、働いている身では当然転職先で翌日から急に働く事は出来ないので、何でも自分の情報は事前に伝えておくべきです。

 

今の職場で退職をする事を伝える

仕事が決まったら、次は今の職場で退職をする事を伝えましょう。

会社によって引き継が必要な場合や、その他にも規定によっては二か月前や一か月前に知らせる事を義務にしている会社がある為、必ずその指示は守りましょう。

現在、正社員ではなく派遣社員として働いている場合は派遣で訪れている会社ではなく、派遣会社に直接退職をする事を伝えます。

稀に間違えて派遣されて働きに来ている職場に退職の話をする人がいますが、派遣元に先に告げておかなければトラブルになってしまう場合があるので、順番を間違えないようにする事が大切です。

退職をする事を伝えた後は、契約期間まではしっかりと働きましょう。

退職の事は、周囲に話さなくても社内ですぐに噂は広まってしまいますが、退職当日には同じ部署や顔を合わせた事のある方には挨拶をしておくのが礼儀です。

 

パワハラやセクハラで一刻も早く転職をしたい場合

以上が一般的な転職方法ではありますが、中にはパワハラやセクハラで一刻も早く退職をして新しい職場に転職をしたいと思う人もいるでしょう。

このような場合は、ストレスをため込まずに早く辞める方が心身共に安心です。

その時の為に貯蓄をしっかりと行っておく事が大切です。

パワハラやセクハラが原因の場合、心配なのが新たな職場では大丈夫がと不安に思う点です。

これは、現状の悪い環境から抜け出せるとポジティブに考える事で前に勧めるでしょう。

ただし、このような場合に気を付けたいのが退職理由です。

現職場にパワハラやセクハラを伝えても改善が見られる会社もあれば、逆に退職するまでの日々過ごしにくい環境を作ってしまう事になります。

嘘も方便で本当の事を伝える必要はないので、当たり障りのない理由を上司に伝えるのが一番です。

転職先の会社も同様で、面接の際に多くの場合が以前の職場の退職理由を聞いてきます。

面接で主に重要視されるのは職務経歴やスキルなので、この場合も本当の事情は隠して面接を受けておくと良いでしょう。

注意点はパワハラをしていたのが上司である場合、退職をしようにも退職届を素直に受理してくれないケースがあります。

受理をしてもらえなければ、話し合いが長引いてしまったり、引き留められて退職が出来なくなってしまいます。

やむを得ない時には別の部署の上司に相談をしてみましょう。

当然、直属の上司ではない為、多少のトラブルになってしまう事がありますが、退職届を郵送で送りつけて出社を拒んだりしてしまうと、更に職務放棄と判断されてトラブルが大きくなってしまうからです。

派遣社員の場合は派遣元に間に入ってもらう事が出来ますが、正社員の場合は間に入ってくれる人が居ないので、自分で行動を移す事が大切です。

中にはパワハラもセクハラのトラブルがなくて、人材として気に入られており、人手が足りなくなるから辞めないで欲しいと説得してくる上司もいる為、退職が出来ない環境が出来てしまう事もあります。

どんな状況でも新しい仕事に就く意思があるならば、引き留められても情で心が揺らいでしまう事は避けましょう。

また、退職する際には自分の都合も重要ではありますが、他の人の迷惑ならない為にも繁忙期を避けるなどのタイミングをよく考えて行動に移すのもポイントです。

仕事を辞めて新しい仕事を探すのは簡単だと思っている方もいますが、実際には退職するまでの期間に時間に時間が掛かったり、新しい仕事を見付けるにも時間が掛かってしまう事も多く、スムーズに行動を起こすためには行動力も鍵となって来ます。

タイミングを逃してしまうと、中々退職も出来ないので早めに活動を開始しましょう。

最終更新日 2025年7月31日